プレーンテキストからSSMLマークアップを作成する方法
プレーンテキストを入力し、音声名と速度・ピッチ・音量を選ぶと、音声合成エンジンで使うSSMLマークアップを作成できます。空欄や空白だけの入力では、生成されたマークアップは返りません。
SSMLマークアップを作成する場面
文章を音声合成エンジンへ渡す前に、SSML(音声合成マークアップ言語)のマークアップへ整えたいときに使います。入力したプレーンテキストに、音声名、読み上げ速度、ピッチ、音量を指定して、音声そのものではなくSSMLマークアップを作成します。文章の構造を保ちながら、別の音声合成エンジンで扱うための素材を用意したい場合に向いています。
使い方の手順
- 読み上げたいプレーンテキストを入力します。テキストは省略できますが、空欄または空白だけの場合は、生成された音声合成マークアップではなく、エラー indication を含む成功結果になります。
- 必要に応じて音声名を指定します。指定しない場合は
defaultが使われます。 - 速度、ピッチ、音量を選びます。速度は
x-slow、slow、medium、fast、x-fast、ピッチはx-low、low、medium、high、x-high、音量はsilent、x-soft、soft、medium、loud、x-loudから選択できます。 - 生成を実行し、返されたSSMLマークアップを確認します。認識されない設定値を使った場合は、それぞれ速度、ピッチ、音量の
mediumに戻ります。 - 出力を利用する音声合成エンジン側で読み上げに使います。入力文にXMLで特別な意味を持つ文字があっても、テキストはマークアップ内に置く前にエスケープされます。空行のない複数行は文の要素としてまとめられ、二重の改行は段落の区切りとして扱われます。
結果の見方と注意点
結果は、入力した文章と指定した音声設定を含むSSMLマークアップとして確認します。これは音声ファイルや再生結果ではないため、実際の発音や対応状況は、マークアップを渡す音声合成エンジン側で確かめてください。速度とピッチは認識された選択肢から相対的な割合へ変換され、音量は数値レベルへ変換されます。選択肢として認識されない値を使うと、該当する設定だけが medium に戻ります。
文章の形にも注意が必要です。空白だけの入力では生成物を期待できません。また、改行は単なる見た目ではなく、文や段落のまとまりに影響します。利用先が求めるSSMLの仕様や対応範囲は音声合成エンジンごとに確認し、生成されたマークアップがその環境で受け付けられるかを試してください。
使用例
2つの段落を持つ案内文を、既定の音声名とゆっくりした速度で音声合成エンジンに渡す素材へ整えます。
「おはようございます。」と「今日の予定です。」を二重改行で区切り、音声名を省略したまま、速度を slow にして生成します。
入力文を含むSSMLマークアップが返り、二重の改行による段落の区切りがマークアップ上の段落要素として表されます。
制限事項
- 作成されるのはSSMLマークアップであり、音声ファイルや再生結果ではありません。利用する音声合成エンジンでの対応状況は別途確認してください。
よくある間違い
- 入力が空欄または空白だけだと、音声合成マークアップは生成されません。読み上げる文章を入力してから、もう一度実行してください。
よくある質問
テキストを入力しなくてもSSMLは作成できますか?
空欄または空白だけでなければ、入力したプレーンテキストからSSMLマークアップが作成されます。空の入力ではエラー indication を含む成功結果になります。
音声名を省略するとどうなりますか?
音声名を指定しない場合は default が使われます。別の音声名を使う場合は、利用先の音声合成エンジンで認識される名前を指定してください。
指定した速度や音量が反映されないのはなぜですか?
認識されない速度、ピッチ、音量の値は、該当する設定だけ medium に戻ります。指定した値が利用可能な選択肢か確認してください。